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トピック
2007.06.27.
vol.31:闇麗人6ペン入れ中。顔や髪などの細線終わって、人物の主線。BBS入室パスワード配布中。奮ってご参加を〜(^^)/
ネーミング物語(5):番外篇「花刃(かじん)」
サイト名になってるけど、もともとは自作の時代ものの作品タイトル(未発表)。文字どおり『花(はな)と刃(やいば)』が共存
するイメージ。舞台は室町期の都。主人公(なまえはべつにある)は流離した(南北朝時代の)南朝方の皇胤(皇統の子孫)
いまは芸能(能狂言の一派)の一座で人気の花(舞い手)。権力闘争に巻き込まれ、将軍暗殺の旗印&水先案内人にならざる
を得なくなる。ようは『殺意を潜ませた花』になるわけだ。暗殺の実行を担ったのは、一座の鳴り物方(楽器を演奏する側)
の男。大陸に渡る船に乗ることを条件にそれを請け負った。この男の正体が、じつは妖魅(獣姿と人身とを変化する古い魔性
の生き残り)で、大陸奥地の故郷の地に同族を求めてのことだ、と、主人公にだけばれる。まあ、いろいろ駆け引きがあって
この陰謀は(史実上当然(笑))失敗に終わり、一座は洛中(京の都の中心部)を逐われて旅回りに出ることとなる。一座には、
死んだ(ことにされた)皇胤の少年の姿。その一行を追うかのように妖魅の姿も。と、ここまでがだいたいの物語。このさき
は、じぶんのなかでは、道中ものになる予定だった(笑) いま出すなら、もっとひらきなおって描きなおすと思う。キャラ的に
は「香火妖変(こうかようへん)」(時代ファンタジー?BL短篇。いまとなってはどなたもご存じなかろう…(笑))のパラレル。
2007.07.01.
vol.32:闇麗人6ペン入れ、主線終わって中断。外伝「Proposition」の下絵の直しと、新たなお話浮かんだんでつくってまし
た。これ、外伝にしましょ。R18?(笑) このあとはペンにもどって、小物小道具と氷奥の黒髪入れます。で、番外のつづき。
前回書いてて思い出した。初期のころの時代もの原案。傾国の美女ならぬ、傾城のというか、からだを張って国を滅ぼす少年
の復讐譚をつくってた。プロットまではできてたんじゃなかったかな。わりと長い物語で、ネームを起こすところまではしな
かったけど。若年の主君、利用しあう仲の恋人、近侍の従者、利用されるだけの男女。香、笛、刀、花、雪、炎。その後の作
品に連なる素材なんかもでてきてるね。江戸歌舞伎の演目(いまは絶えた)いわゆる『"血達磨(ちだるま)"の系譜』がモチーフ
となってできたお話。たしか雪中城炎上の場面で終わったはず(笑) この『血達磨』モチーフでは、後年「恋獄 RENGOKU」
(現代不思議譚?BL短篇)という作品も描いてる。ということが、前述の「香火妖変(こうかようへん)」の内容と執筆時期を
確認していて判明した。(ともに1994年発表。「恋獄」は描いたこと自体は覚えてたけど物語の内容をすっかり忘れてた(笑)
「香火〜」のほうの主人公は楼家につながるモチーフも含んでたし(笑))この2本はいまでいうBL系雑誌に掲載。でも当時の
ことだから表現はひかえめ。ただ、めずらしく内容的な"縛り"がなかったため、2作とも題材がもろに異端の趣味に走ってる。
2007.07.10.
vol.33:闇麗人6ようやくペンを放れて、このあとホワイトとトーン。並行して、闇麗人6挿話「A late-night firing range」
の下絵の加筆(+2枚)修正と、闇麗人7「迷宮の扉(ドア) 後篇」のネームの改稿をしてました。ので、遅れ気味。急がねば。
さて。これをここで書くのは微妙かも〜(^^;ゞ 闇麗人を描きながら「なんで」とか、つっこまれそうな闇麗人誕生秘話(笑)を
ひとつ。じつは自分は、物語上の「男装の麗人」キャラがとってもイヤだった。女の子が男に化ける、という設定そのものが
苦手だったせいもあるけど。いや、がっかりしたんだよね。じつは女だったというのが。かっこいい女性キャラは好きだった
し、最初から女だとわかってて読むぶんには、まだましだったけど。というかつての読後感が、男装の麗人がそのまま男だっ
たら…という逆説的創作動機のひとつとなり。触発されたきっかけがもうひとつ。でもいずれにせよ、ここまではっきりして
いるのは私的にはめずらしいケース。でもって氷奥くん、"『男装の麗人』を女装する" 少年という、この、倒錯しているのか
していないのか、わけのわからない(笑)設定の、主人公が生まれた。こういうところがわれながら、ひねてるな〜とは思う(笑)
というわけで、企画ものもこれにて打ち止め。近況とか進行状況とかだけより、書くネタには困らなかったけど〜(^^;ゞ
なにかリクエストのお題?があったら、問い合わせフォームかBBSのほうへ、くださいな。← 他力本願になってきた。
2007.07.18.
vol.34:==このたびの台風と地震において被災されたかたがたに お見舞いもうしあげます==
トーン貼ってます。完成まであと6枚くらいかな。まだそのあとに、写植貼りとノンブルうちと本文まえがき打ち出しとかが
あって最終チェック。で、原稿あがったら、表紙のデータもいじって完成させなきゃだし。けっこうぎりぎりのペース (^^;ゞ
締め日までには、なんとかかんとか。たぶんいけるとは思うんだけど。ただ印刷所が夏コミ体制に入ってるので、予定どおり
に入稿しても、完成本があがってくるのは予定の発行日よりは若干あとになりそう。あいだにネームとか別作品の下絵とか、
ほかごとやりすぎたツケが…。でもそっちも描きたかったんだよ〜(笑) このつぎの本は外伝+挿話で62枚あるから、下絵は
すんでるのですぐにペンに入ったとしても、けっこう時間かかるだろうな〜。闇麗人7の下絵も気分的にはやっつけちゃいた
い(笑) この後篇が描きたくて、せっせと前篇を描いた感もあるし。しか〜しイベント売りをしていないので、発行部数がいつ
ぜんぶ捌けるかもわからない(笑)なか、つぎつぎ出すと在庫が山になりそうだ (@_@) まあとりあえず闇麗人7までは、予定
どおりに出したいところ。…いかんいかん。こんな先のことを考えてる場合じゃなかった。原稿にもどりまーす。
2007.07.21.
vol.35:闇麗人6「迷宮の扉(ドア) 前篇」オールアップで、最終チェックを残すのみ。予定より若干早く入稿できるかな。
告知用の素材も(最終チェックまえだけど)とりましたので、入稿すませたら、おいおいアップしていきます。
そうそう。サイトリンク用のバナー画像を「サイトポリシー」のページの『リンクについて』のコーナーにアップしました。
(とらのあなWebのサークルリンク用につくったもの) 当サイトへのリンクの際にはご一報をお願いしておりますが、自前の
HPやブログをお持ちのかたでリンクいただける場合は、ご利用ください。そのうち、地味〜に、種類もふえてるかも(笑)
2007.07.24.
vol.36:闇麗人6「迷宮の扉(ドア) 前篇」入稿すませまして。まだ印刷所からの確認がとれないので安心できてないですが。
このあとWeb告知用の素材づくり。ああ、手首がしんどい(笑) BBSそろそろ息切れでしょうか?(笑)…まあもうしばらくは。
そのBBSでちょっとまえ上がっていた話題に、闇麗人を、ふつうの少女漫画読みかBL読みか、というのがありまして。現在参
加者が3名なんです(パスワードはもうちょいだしてます)が、BBSではBLが少数派(派というほどの人数ではない(笑))。
一方、このサイトを開設して幾人かのかつての読者さまからメッセージをいただいたんですが、そちらではBL派が多め(これ
も多いというほどの人数ではない(笑))。というか、おそらくそういうとらえかたをされた読者に、作品(キャラ)の印象がよ
り残りやすかった、ということではないかと。(BL派だとBBSでは書き込みにくいとか?(笑)) ただ、これでじつはちょっと
作者的には安堵したんですが。いや、今後の展開が展開だけに。(羽山 雅は連載当時もなぜか読者ウケがよかった。)シリー
ズ再開にあたってじつはいちばん迷ったのが、過去の思い出を傷つけないか、ということなんですね。描き手としては好きな
ように読んでいただければいいのですけど、作品としての指向が読者個人の意に背くことはあるわけで。でもまあ描く以上は
それも避けられないか、と腹をくくって。ふつうの恋愛模様にならなかったのは単に作者が描けないから(笑)ですが、このさき
さまざまキャラの背景も明らかになりますんで、おたのしみいただければと思います。ものかきの悪辣さがでてきますよ〜(笑)
2007.07.28.
vol.37:新刊・闇麗人6「迷宮の扉(ドア) 前篇」発行日は 8月10日ですが当方への納品が15日予定。なので発送は17日以降
となります。とらのあなさんへも前回と同数、卸させていただくことになってます。それまで紙芝居風立ち読みのちっちゃい
画像でおたのしみください(笑) 新刊本挟み込みのカードチラシなんかもつくっちゃいました。今回ページの都合で刊行案内
が付けられなかったので。自宅でモノクロプリントアウトです(笑) まあ内容的には闇麗人5巻末のものと大差ありません。
今冬以降の予定は刊行順とかでまだちょっと迷ってるんで。新刊情報更新とあわせて、いろいろちょこちょこ更新しました。
トップの花刃のページリンク画像は旧作からのピックアップ。以前この欄にも書いた「香火妖変」の扉絵を素材にしたもの。
掲載誌(刷りだし)の紙質と印刷がよかったのでスキャンして加工してみました。ちなみに主人公です。このときのなまえは
…「煌夜(こうや)」になってますね。すっかり忘れてたけど(笑) これも長髪キャラですが、これは室町時代の設定だから。
衣裳は童水干(わらわすいかん)。…見えてないけども(笑) この時代のこの装束を描くのが好きで。着方にバリエーションが
あるんです。「香火妖変」と「恋獄 RENGOKU」は、花刃ページにそのほかの作品欄を追加、作品紹介をアップしました。
2007.08.05.
vol.38:唐突だけど、月下美人という花をご存じかな。鉢植えがあるんだけど、夕べそれが咲きまして、あっというまに終
わった。(自分で育ててたわけではない、念のため。虫がダメな(嫌いというより怖い)人間に植物は育てられないのさ。)
夜10時ごろ開きはじめて、深夜3時ごろにはすっかりしぼんでしまった。はかないなぁ。一夜かぎり、ほんの数時間だけの存
在。また、すごく微妙なところに花芽を付けるんだな、これが。葉のフチ(じつは平たい葉っぱ状の茎らしい)から花茎が伸
びて、その先端で大きな花が咲く。だから不安定で不安定で、触れると落ちそうな感じ。花弁は白、萼は細く紅をひいた態。
咲きたての花は瑞々しくて、得も言われぬ芳香が。ちょっと独特な香りなんだけどね。花それ自体の香をかぐより、部屋に満
ちたときの香りがいい。そういえば、茉莉花(ジャスミン)の生花の香りは、それをしのぐ芳しさ。部屋に満ちると、それこ
そ酔いそう。よくある芳香剤のジャスミンの香とはまったく、べつもの。天然精油(エッセンシャルオイル)のジャスミンは
めっちゃ高価で 1mlでもン千円するけど、生花の茉莉花の香にはかなわない。お手軽なところでは、イランイランという精油
の香りが、ちょっとジャスミンの香を思わせる。でもなんだかんだいって、花の季節のころに屋外で香ってくるのが、やっぱ
いちばん自然でいいかな。ほかにも、沈丁花、梔子、木犀、などなど、香りで季節を告げる花木はさまざまあるけど、ご近所
に梅の木がないのが、ちと残念。臘梅(ロウバイ)なら、神社にあるんだけどね。
2007.08.07.
vol.39:予定より一週間ほど早く、闇麗人6「迷宮の扉(ドア) 前篇」が納品されてきました。おお、発行日にまにあった!(笑)
印刷屋さん、がんばってくださったなぁ。まだ検品とかもすませてないのであれですが、おかげさまで読者さまにも予定より
はやくお届けできそうです。現時点でご予約&ご入金いただいてるかたと、10日までにご予約&ご入金いただいたかたには、
週明けの13日頃、発送できる予定です。(あくまで予定ですので、前後するかもしれません。)取り急ぎお知らせでした。
今後の活動継続のためにも(笑) 買って読んでくださいましね。よろしくお願いします。:-)
2007.08.12.
vol.40:お盆ですね。人混み苦手なので、この時期なるべく家にいようと思います(笑) 新刊の発送準備も整いましたので、ご
予約いただいて10日までにご入金の確認がとれたかたには13日午後に、ご入金がまだのかたは確認後の翌日に、発送の予定で
す。まだのかたも買って読んでね(^_^)/ …現況。外伝「Proposition」のペン入れがほぼ終わりまして、ペンはあとは効果と
ベタ。闇麗人6挿話「A late-night firing range」とあわせると次回刊行は最長の枚数になるので、スケジュールが読めなくて
前倒しでやってる感じ。R18作品はたぶんトーン処理がめっちゃ増えるはずだし。以前のBL作品でもここまで"からみ"は多く
なかったので、こんなにからだのラインそのものをペン入れしたのは初めてだ、と描きながらつい苦笑。いや、鉛筆画はね、
けっこう描いてるわけですよ。基本、下絵ってのは裸の人物デッサンに服を着せるわけだから。べつにあぶないシーンでなく
とも(笑) ラフに"あたり"をとって描くでしょ。これ、ペン入れたものにトーン効果を付けるとどうなるんだろ(笑) ま、ホワ
イトまですませたら、挿話のほうも同様に上げて、61枚まとめて一気にトーン仕上げをしようかという段取りです。しんどそ
う(笑) で、とりあえ闇麗人7までは予定どおりに刊行したいかな。そこまでいったら発行は一区切り、外伝「セレシスの庭」
と外伝もう一本のネーム、闇麗人8〜10のネームの手直しと11以降のプロットを詰めたいな、と思ってる次第。旧作の再録本
はですね、現状まだむずかしいです。まとめるとけっこうな枚数になるので、さまざま問題がありまして。思案中。
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